ロードバイクのディスクブレーキ化【必要なモノ】

こんにちは

YOSHIです。

 

先日はディスクブレーキについてざっくりとお話しました。

 

今回は具体的にディスクブレーキ化の為に必要手順を説明します。

 

まずはじめに、

フレーム形状によってはこれから説明します方法でもディスクブレーキ化出来ないフレームもあるかと思いますので、予めご了承ください。




ディスクブレーキ化の第一関門

それは、エンド幅の問題です。

多くのリムブレーキを搭載したロードバイクのリアエンド幅は130mmです。

リア廻り

それに対して、リアのディスクブレーキ用ハブの殆どが135mm幅なのが問題なのです。

(フロントはディスク用ハブでも100mmのモノがあるので問題無し)

 

さて、このエンド幅問題の壁を前にした時に、

「フレームは弄りたくないから、何とか収まる様にしよう!!」

といった拘り満点の職人気質の方と

「たかが5mmでしょ?フレームをフンっ!て拡げてしまえば終わりじゃん!」

といったパワー派の方に分かれると思います。

(アルミなどの金属製フレームに限る)

 

前者の方

コレからの情報が多少なりとも有益だとは思うので読んで頂ければと思います。

後者のパワー派の方は

リアのディスクブレーキ化は力技で拡げて135mm幅のハブを装着し、ディスクブレーキアダプターをシートステーに装着すれば形になります。

シートステーのアダプターでのディスクブレーキ化に関しては、アダプターの情報から取り付けまで、多くの情報がありますので割愛します。

 

フロントに関してはどちらの方も同じ方法になりますので、参考にしてください。




ディスクブレーキ化の手順

まず、手順を箇条書きで説明します。

 

フロント

要約すると、キャリパー台座付きのフォークに交換して、キャリパーを取り付け、ホイールもディスクローターが取り付くモノに交換します。

1.ディスクブレーキ一式の準備

(ローター、キャリパー、完全油圧であればレバー類は油圧対応のモノ、機械式であればブレーキワイヤーは長さが変わるので新調する)

2.ディスクブレーキ対応のハブを入手する。

(僕はシマノのセンターロック式のハブにしています)

3.リムとスポークを準備する。

4.ホイールを組み、ハブにディスクローターを装着する。

(ホイール組が面倒な方はヤフオク等で組み立て済みのディスクブレーキ用ホイールを購入して下さい)

5.ディスクブレーキ対応のフロントフォークを準備する。

6.フロントフォークを組むためのヘッドパーツを準備する。

(現状付いているパーツが流用できれば不要)

7.フロントフォークを交換する。

8.ブレーキワイヤーの取り付け。

(油圧式ディスクブレーキであればブレーキレバーの交換やケーブルの配管、機械式であればブレーキワイヤーの調整を行う)

9.フォークへキャリパーを取り付ける。

10.フロントフォークにホイールを装着する。

(ディスクローターがついているので、フォークに傷が付かないように注意する)

11.キャリパーの調整

(キャリパー位置、パッドの開きを調整して、引摺りを無くす)

12.押し引きし、レバーを握り効きの確認。

13.確実に制動出来ることを確認し平地で試走をして問題無ければフロントは完了。

 

リア

フロントの様に台座が付いているモノに交換とはいかないので、リアは手間がかかります。

1.ディスクブレーキ一式の準備

(リアのディスクローターは少しでもフレームへの干渉を避けるため140mmの小さめのモノをオススメします)

2.キャリパーアダプターの準備

(市販のモノ、もしくは自作※僕は自作しました)

3.ディスクブレーキ用ホイールの準備

(フロントと同様に組んであるモノを買うか、ディスクブレーキ用ハブを購入して自分で組みます。)

4.135mmハブのハブ軸を130mmに調整する。

(ハブ軸左側のスペーサーを抜く※使用するハブによりスペーサーがあったりなかったりするかもしれません)

5.ホイールにディスクローターを装着する。

6.フレームにキャリパーアダプターを装着しキャリパーを付ける。

7.ホイールを装着する。

8.ホイールを回し、フレームへの干渉が無いか確認する。

9.ケーブルの調整を行う。

10.キャリパーの調整(キャリパー位置、パッドの開き)を行い、引摺りを無くす。

11.押し引きし、レバーを握り効きの確認。

12.確実に制動出来ることを確認し平地で試走をして問題無ければ完了。

 

言葉で箇条書きにするとややこしいですね…。

 

次回はフロントのディスクブレーキ化について、上記の手順を使用している部品も含めて、写真を入れながら更に詳細に説明していきます。

 

まとめ

フロントのエンド幅は変わらないので、フロントフォークとホイールの交換のみ。

リアのエンド幅は違うのでハブ軸の調整が必要。

フレームを弄るのに抵抗がない人は、力技を使えばエンド幅調整が要らないのでディスクブレーキ化は意外と簡単。

 

では。




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