クリンチャーのリムにチューブレスタイヤ ~結果~
こんにちは
YOSHIです。
クリンチャーのリムにチューブレスタイヤを装着してみましょうということで、
ときて(準備、装着がまだの方は準備編、装着編を参照)、ついに結果です。
クリンチャーからチューブレスに変更するうえで主に気になることは
・乗り心地
・安全性
・エア漏れ
だと思います。
クリンチャーと比較してどう変化するのか??
それでは結果です。
乗り心地
23Cチューブドから28Cチューブレスに変更したことで感じた乗り心地の変化についてです。
↑写真内左23Cチューブド、右28Cチューブレス
漕ぎ出しや加速感
パンパンの23Cに比べれば気持ちもっさりします。
チューブド8barに対してチューブレス7barなので、タイヤの違いというより
空気圧差によるものだと思います。
仮に、両者とも7barにすれば変わらないといえます。
路面からの衝撃
段差の乗り越え、路面からの突き上げ、ゴツゴツ感、すべてにおいてチューブレスの勝ちでした。
パンパンのチューブドはアスファルトの粒が分かるくらい走行中にゴツゴツ感じますが、
チューブレスに関しては、アスファルトのゴツゴツは感じませんでした。
段差の乗り越えに関しても、チューブドに関してはリム打ち等の心配をしながら走行しますが、
チューブレスに関しては大げさに言えばママチャリで段差を越える感覚でした。
23Cチューブドに対して28Cチューブレスの方が、
低圧での運用が可能なことと、エアボリュームが多いことが要因だと思います。
リム打ちパンクの心配が無いことに加え、路面からの細かい衝撃が減るので、ロングライド時の
疲労蓄積に関して大きな差が出てくると思います。
段差越えで気遣ったり、走行中ずっとゴツゴツ振動していると地味に疲れてきますので。
安全性に関して
推奨されない組み合わせでのチューブレスタイヤ装着ですので、気になるのは安全性です。
特に
走行中突然空気が抜ける
低圧走行時にタイヤが外れる
といったことが懸念されます。
長距離は未検証ですが、近所をグルグルと走行し検証しました。
走行時間:1~2時間程度
空気圧:6bar(限りなく下限値)
市街地を普通に走行する分には、
いきなりエア漏れすることも、タイヤが外れることもありませんでした。
市街地での走行でしたので、
ダンシングでもがく
ベタベタに寝かせて曲がる
といったことは未検証です。
よって、そういった乗り方をする際には注意する必要があるかと思います。
エア漏れに関して
7bar(上限空気圧)まで入れて、経過日数に対してどれほど空気が抜けるか検証しました。
3日経過後
↑フロント
↑リア
チューブレス装着時の精度の違いなのか、リアの方が若干空気が多く抜けています。
3日経過で
約0.5bar(多く抜けた方を参考)
抜けるといった結果でした。
8日経過後
↑フロント
↑リア
3日経過時と同じく、リアの方が空気が多く抜けていました。
8日経過で
約1.5bar(多く抜けた方を参考)
抜けました。
つまり、上限までエアを入れれば
1週間はそのまま乗れる
ということです。
週一で空気を入れるのは普通といえますので、クリンチャーにチューブレスの組み合わせでも
丁寧に組付ければエア漏れの心配は無し
といった結果です。
チューブレスを装着して間も無くでの結果ですので、シーラントが更に行き渡り仕事をすれば
エア漏れに関しては更に改善されると期待しています。
まとめ
漕ぎ出し加速に関してはチューブドと変わらず
乗り心地に関してはチューブレスの圧勝
安全性に関しては、無茶な乗り方をしなければ問題なし
エア漏れに関しては、丁寧に組付ければ心配なし
つまり、クリンチャーのリムでもチューブレスタイヤを装着し走行が可能ということでした。
実験成功です。
!!注意!!
今回の検証結果は
ARAYAのSA-730とIRCチューブレスタイヤでのモノです。
それ以外の組み合わせでクリンチャーでのチューブレス装着が可能かどうかは不明です。
(リムにフックがあり、SA-730のリム形状と似ていれば大丈夫だとは思いますが・・・)
しつこいですが、クリンチャーとチューブレスの組み合わせは推奨されないモノですので、
試す場合は自己責任でお願いいたします。
自己責任で試した結果、僕は
チューブレスにして大満足でした。
では。